忍者ブログ

一景のススメぃ

私こと一景が、相方、水海とカワいくもユルい品々を求める日々。ゆるいキャラだったり、グッズだったり、本だったり。時には真面目に語ったりします。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


マンガでわかる!戦艦大和の動かし方「主砲発射の爆風で人間ペチャンコ?」って?


一景が戦艦大和を知ったのは、恐らく宇宙戦艦ヤマトを見てからだと思われます。
そこから、宇宙戦艦ヤマトのプラモデルからスケールモデルの戦艦大和へと興味が広がったのだと思います。

子供だった当当時でもいろいろな本を読んで戦艦大和の知識はそれなりにあったと思う一景でしたが、この本を読んで知ることが、たくさんありました。

本のタイトルにつられて手に取った本書。
「戦艦大和の動かし方」

もちろん実際の操縦マニュアルではなく、戦艦大和の仕組みとか実際の状況を教えてくれる内容です。

中でも初めて知ったのが、主砲である46cm砲を発射するときの爆風で人間はペチャンコになるという話。

46cm砲3門の一斉掃射で生じる爆風は、5m離れた場所で圧力は20トンにもなるということで主砲発射時にはブザーが鳴って甲板上の乗組員は退避しなければならなかったといいます。

すごいことですね。

人間がペチャンコになるほどの爆風が生じるなんて。

そして、この主砲もほとんど活躍できなかったというのも驚きです。

射程を延ばし、敵に先んじて攻撃が出来、優位に立てるはずの46cm砲も航空機での戦闘が主流となり、活躍の場がなかったというのも大和の悲哀を感じさせます。

他にもスクリューが巨大過ぎて生産した工場の出入り口を壊して外に出したとか、船内の売店でラムネやアイスが売られていたり、大きすぎて迷子になるクルーがいたりと、戦艦大和に関する逸話が多数掲載されています。


そんな、知らなかった真実が掲載されています。
サブタイトルに「マンガで分かる」とありますが、
全部がマンガではなく一部マンガが挿入される形式。
文章のほうが多いです。
絵柄はユルめのやや萌え方向。
カラーと白黒織り交ぜてあります。

なぜか後半は絵柄が変わり、ヘタウマみたいな絵になります。
アマチュアの絵描きに描かせたのかもしれません。
ただ、なぜ途中から描き手が変わったのか?謎です。

文章も一部おかしいところがあったり誤字があったりしていますが、値段からすると作文もアマチュアの書き手が起用されて安価に仕上げられているのかもしれませんね。

いまはネットで依頼してネットで入稿できますからコストを抑えたのかもしれません。
ページも遊びのない感じでコストを感じさせます。

そのお陰で650円*税という安価で読むことが出来ます。
知識を得るという目的は十分達せられますからトータルでは文句なし。

有名な戦艦大和の詳しいことを知るには本書は十分な内容でした。











▼にほんブログ村に参加しています! 
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

拍手[0回]

PR

「江戸の卵は一個四〇〇円! モノの値段で知る江戸の暮らし (光文社知恵の森文庫)」タマゴ高い!江戸の暮らしが分かる文庫本。江戸の業務上過失致死は死罪?ナルホドお江戸の豆知識!



江戸の卵は一個四〇〇円! モノの値段で知る江戸の暮らし (光文社知恵の森文庫)


江戸の卵は一個400円?
高い!

と気になったので読んでみた本書。

目次にたくさんの項目が並ぶ中、例によって気になる項目をピックアップ。

・江戸にもあった交通事故
・盗賊が仕切る古着屋街
・喧嘩の後始末は高くつく
・お江戸のバイアグラ
・10万円超えの高級茶漬
・千両役者のギャラは千両か
・男が喜ぶ的当てゲーム
・不倫の代償は96万円

江戸にもあった交通事故。
そんなに大事にはなら無そうな…と思っていたら、
「江戸時代も初めの頃は大八車や牛車で人を死傷させても、故意でない限り処罰されることがなかった。」
って、結構な事故が起きてます。

牛車は確かにいわれてみれば、大事になりそう。
牛は大きいですからね。

それも多発するようになったので八代将軍吉宗の時代に
「交通事故で人を死なせた場合は、たとえ過失でも一律に流罪(島流し)と、重い罰則が科せられた。」

つまり、業務上過失致死の場合は全て島流し。とても問答無用に島流し。重いですね。
大八車の荷主にも連帯責任で罰金。

それでも事故が減らなかったのか更に罰は重くなって、
「人を死なせた者は死罪になった。」そうです。

知らなかった江戸交通事故事情。なるほどです。


もう一ついってみましょうか。
「盗賊が仕切る古着屋街」


なんとなく判る気がしますが、エピソードがなるほど。

「日本橋に古着屋の集まった富沢町という地名がある。なんとこの町名は大盗賊の名前からきている。」
やっぱりね。そういうことだろうと思いました。

鳶沢甚内という盗賊が古着屋の元締めとなり、彼の一党が古着屋を営む地を鳶沢町と呼ばれるようになった。
その「鳶」の字を「富」に改めたというお話。

なるほどなのはエピソード。
「古着屋には盗賊が盗品を売りにくることも多く、盗賊たちの情報が集まる商売でもあったのだ。」
この鳶沢甚内という人物、捕まったときに、ほかの盗賊の逮捕に協力することを条件に罪を逃れているのです。

ということはこの富沢町に盗品を売りに来た盗賊は鳶沢に密告され捕縛ということになるわけですね。
今で言う司法取引を行っていたわけです。

面白いですね。時代劇のエピソードに出てきそうですね。

という感じで、江戸なるほど、なるほどな本書。
江戸好きなら知っておきたいネタがまだまだたくさんあります。

江戸奥深し。


▼スマホ、携帯の方はこちらから

江戸の卵は一個四〇〇円! モノの値段で知る江戸の暮らし (光文社知恵の森文庫)


▼パソコンの方は、こちらから




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
▲にほんブログ村「書評・レビュー」ランキングにも参加しています。

拍手[0回]


「神秘の道具 日本編 (新紀元文庫)」通常の用語集よりファンタジー要素の強い説明がおもしろい!ゲーム製作者御用達らしい用語集(エピソード集)

 
白拍子か、巫女舞か、神秘的な表紙の本書。
表紙どおりのタイトルです。

神秘の道具 日本編 (新紀元文庫)

「本書で取り上げているのは、家庭にあるごく身近な道具から寺や神社などで用いる宗教的な道具までさまざまである。」と、あるように、おもしろいのは日用品にもファンタジー要素の濃い説明がなされているところ。

たとえば、「座布団」

ウィキペディアでは
「床や畳の上に座る際に、臀部、膝、脚の下に宛がう調度品。」

などと至極まっとうな説明がされていますが、

本書では一歩進んで、
「使う人の魂が宿る座具」とし、
「座るとその人の魂が宿るというのが座布団の特徴である。だから普段から汚したり、傷つけたりすることが忌み嫌われる。これは使用者本人が旅行中でもその魂が宿るとして神聖視し大切に扱った、古代の一人用の座具(畳)の性格を受け継いだものである。」
などと、ファンタジーやオカルト要素の強い説を掲載している。

もちろん、いろいろな説があるので、この限りではないはずだが、そっちの要素の強い説を掲載しているところに本書の本書らしさがある。

ファンタジーやオカルト好きの人には堪らない説明。
通常では語られない説を垣間見れる楽しさが本書にはあります。

座布団のほかにも、
石、団扇、鍬、サイコロ、車輪、草履、畳、たらい、手ぬぐい、灰、枕、ろうそく、和紙、綿、藁、重箱、ハサミ、風呂敷、蚊帳、硯、凧、布、鍋、白米、箱、などなど。

それぞれに、エピソードが書かれ、そんな説もあるのか!とおもしろい。

ゲーム製作や小説の執筆のための死霊としての要素が強い本書なので、少し特殊な扱いかもしれませんが、神秘的な話が好きな方には、なかなかに楽しめる内容です。





▼スマホの方はコチラから。
神秘の道具 日本編 (新紀元文庫)



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
▲にほんブログ村「書評・レビュー」ランキングにも参加しています。

拍手[0回]