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一景のススメぃ

私こと一景が、相方、水海とカワいくもユルい品々を求める日々。ゆるいキャラだったり、グッズだったり、本だったり。時には真面目に語ったりします。

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「神秘の道具 日本編 (新紀元文庫)」通常の用語集よりファンタジー要素の強い説明がおもしろい!ゲーム製作者御用達らしい用語集(エピソード集)

 
白拍子か、巫女舞か、神秘的な表紙の本書。
表紙どおりのタイトルです。

神秘の道具 日本編 (新紀元文庫)

「本書で取り上げているのは、家庭にあるごく身近な道具から寺や神社などで用いる宗教的な道具までさまざまである。」と、あるように、おもしろいのは日用品にもファンタジー要素の濃い説明がなされているところ。

たとえば、「座布団」

ウィキペディアでは
「床や畳の上に座る際に、臀部、膝、脚の下に宛がう調度品。」

などと至極まっとうな説明がされていますが、

本書では一歩進んで、
「使う人の魂が宿る座具」とし、
「座るとその人の魂が宿るというのが座布団の特徴である。だから普段から汚したり、傷つけたりすることが忌み嫌われる。これは使用者本人が旅行中でもその魂が宿るとして神聖視し大切に扱った、古代の一人用の座具(畳)の性格を受け継いだものである。」
などと、ファンタジーやオカルト要素の強い説を掲載している。

もちろん、いろいろな説があるので、この限りではないはずだが、そっちの要素の強い説を掲載しているところに本書の本書らしさがある。

ファンタジーやオカルト好きの人には堪らない説明。
通常では語られない説を垣間見れる楽しさが本書にはあります。

座布団のほかにも、
石、団扇、鍬、サイコロ、車輪、草履、畳、たらい、手ぬぐい、灰、枕、ろうそく、和紙、綿、藁、重箱、ハサミ、風呂敷、蚊帳、硯、凧、布、鍋、白米、箱、などなど。

それぞれに、エピソードが書かれ、そんな説もあるのか!とおもしろい。

ゲーム製作や小説の執筆のための死霊としての要素が強い本書なので、少し特殊な扱いかもしれませんが、神秘的な話が好きな方には、なかなかに楽しめる内容です。





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神秘の道具 日本編 (新紀元文庫)



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