本(車) 2014/07/08 あれから20年。伝説。「完全保存版 アイルトン・セナ (別冊宝島 2179)」 伝説となったあの放送は今でも覚えている。実況席ではなくコース上で立っている出演者で始まった、異質な番組開始。もう20年たったとは。 数々の写真は色あせ、時代を感じさせる。当時あんなに鮮明だった映像は、こんなに古びたものだったのかと、最近の映像に慣れた目でみると感じてしまう。 この年の鈴鹿で初めて生のF1を見るはずだった。実際見た。 それはセナのいないF1。 そういえば、事故原因もきっちり特定されないまま、壊れたサスがヘルメットに刺さったとかいわれてたが、どうなったのだろう。 そんな疑問に少しだけ真実に迫る証言が掲載されている。 「セナの亡骸と唯一接した日本人ジャーナリスト」の章がそれだ。 なんとセナの亡骸を実際に対面した日本人ジャーナリストいたのだ。 なぜ、対面できたのか? そんなに簡単に?と驚く対面までの流れだが、対面したセナの亡骸の描写は目頭が熱くなる。 そこで、壊れたサスが…の件の答えが語られている。 若い人たちには、ピンとこないだろうが、セナ全盛の頃のF1はすごい人気で、この間終了した「笑っていいとも」にゲスト出演するほどメジャーだった。若い娘が「セナ様ー!」と追いかける様子は、いつぞやの韓流ブームのようだった。 セナのすごさを偲ぶには十分すぎる一冊。 伝説を知る世代も知らない世代も、一読されたい一冊。 上の画像クリックでアマゾンで一部立ち読みできます。 [0回]PR