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一景のススメぃ

私こと一景が、相方、水海とカワいくもユルい品々を求める日々。ゆるいキャラだったり、グッズだったり、本だったり。時には真面目に語ったりします。

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神永学さんがデビュー10周年の記念イヤー「怪盗探偵山猫シリーズ」



神永学さんがデビュー10周年の記念イヤーを迎えたこともあり
新しいシリーズや続編本が出ています。

その一つに、怪盗探偵山猫シリーズがあります。

タイトルにもある"山猫"は現代の怪盗で、神出鬼没の窃盗犯です。
犯行は鮮やかで、鼠小僧や石川五右衛門のような義賊的な一面が垣間見えます。

お金はしっかり盗み、目的は果たしつつも、ついでに悪事を暴いて、メッセージを警察に残しておきます。
おちょくられた警察は当然メンツをかけて山猫を逮捕しようとしますが、一枚も二枚も上手の山猫は堂々と渡り合って煙に巻きます。
そんな山猫の正体を探り、事件を記事にするために、雑誌記者である勝村英男は、大学時代の憧れの先輩で、警察官の霧島さくらも巻き込んで、山猫ともども事件の渦中に引きずり込まれて運命共同体に…。
続編の"虚像のウロボロス"では、天命探偵シリーズの探偵社も山猫と関係をしていたりすることも。

ネット社会の犯罪の多様性と現代社会の歪みやひずみも反映されています。
登場人物の行動や葛藤から大人でも子供でも、自分と向き合い、自分の罪や甘さを自覚し責任と義務を果たさなければいけないのだと感じさせられます。

本の中であっても登場人物に共感して、その中の人生に触れられることが嬉しくて楽しみです。

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NECOBUCHI-SANトレーナー「おやすみニャさい」


ネコブチさん、魚食べたら眠くなったのか靴下に入って就寝です。
靴下がこのサイズということは、結構小さい?ネコブチさん?

あんまり気にしていませんでしたが、靴下のこの感じ…
もしかしてクリスマス?

違うか…鳥じゃなくて魚食ってるし。


 

花粉の時期になってきたので、ウトウトする気持ち、分かるわぁ。

だるくて眠い。

春だから…というより花粉だから…というのが正解。

寝ても覚めてもダルイです。

「毎日安眠」そうありたいですね。

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天命探偵 真田省吾 (新潮文庫)神永学に想ふ



こんにちは。水海です。

神永学さんの小説には、各本編のシリーズ中に、別の本編のシリーズに登場する人物も重なって登場をしてくるので嬉しくなります。


今回は、天命探偵シリーズについてのお話しです。

中西志乃は幼い日、母との買い物中に事故に巻き込まれて母を亡くします。その事故が元で、自分も精神的な後遺症から、足が動かず車椅子での生活を余儀なくされていますが、予知夢を視るようになりました。

最初のうちは、ただの偶然、悪夢と思っていたものが、ニュースに取り上げられて夢と同じであることに驚愕します。

予知夢で視た未来を変えるために行動を起こした先で真田省吾と出会います。

探偵社に勤めている省吾は親代わりでもある探偵社の所長と美人の仲間と一緒に依頼された事件の張り込みをしていました。

事件をきっかけに、志乃と省吾が近づき互いに惹かれ合っていきます。

依頼された事件を解決する為と、志乃が予知夢で視た未来を変える為に、無鉄砲な省吾は突っ走ります。
志乃も、自分の為に周りを省みず無茶ばかりする省吾を想い、前向きに行動して予知夢の未来を変えようとします。

省吾とは、志乃の予知夢を通して以前から知り合っていたことも分かってきたりするので、想いがどこまで通じているのか、それぞれの視る真実とは何かということも考えさせられます。


前回の心霊探偵八雲シリーズでもそうですが、見える側と見えない側にある心の闇と光。

人が人を想う強さや真実、解り合うための努力という人間の心理や性についての描写が好きです。


他のシリーズも気に入っているので、神永学ワールドを堪能して頂きたいと思います。



フラッシュ・ポイント: 天命探偵 真田省吾4 (新潮文庫)
クロノス: 天命探偵 Next Gear

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