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一景のススメぃ

私こと一景が、相方、水海とカワいくもユルい品々を求める日々。ゆるいキャラだったり、グッズだったり、本だったり。時には真面目に語ったりします。

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安東あや「新宿陰陽師 」突然自分の身に降りかかる厄災。誰も自分の身に何かが起こることを想像していない…それこそが想定外。



こんにちは、水海です。
今日は新宿陰陽師 (メディアワークス文庫) をご紹介です。

人や物、情報や思考が氾濫している現代で、誰も自分の身に何かが起こることを想像してはいません。

事件に巻き込まれることもなく、誰かに恨まれることも、誰かを恨むこともなく、ごく普通に生きていけたらどんなに幸せなことでしょうか。

人の心に巣くう闇を抱え、多くの人間たちの欲望も、希望をも飲み込む巨大都市、東京。その片隅では、何かが起こっています。

突然自分の身に降りかかる呪詛。
現代では有り得ないとは言い切れない、そんなお話です。

大手企業に勤務し、都会で一人暮らしをしている本条千晶は、見た目だけは美人なため、対外的には他者が望むイメージ像を壊さないように生活しています。

外見に反し、内面はズボラで男前、片づけられない女でした。
祖母からもらったお守りが壊れ、怪異な出来事を体験します。

その困り事をきっかけに、赤星和真という若い陰陽師と知り合い、事件は無事に解決しましたが、依頼料を払えないことから、事件が起きると依頼料の代わりに手伝わされ、巻き込まれていきます。

目立つ金髪と格好はホストかチンピラにしか見えない和真でしたが、陰陽師としての腕は一流で、22歳の若さに似合わない、覚悟と危うさを持ち合わせていました。

事件の裏側に潜んでいたのは、人の心が引き起こしてしまう事象でした。
ささやかな想いが、強い念へと変じ、心や行動が制御出来なくなってしまうこと。

自分の知らないところで、人に影響を与えたり、妬まれたり、恨まれたりもしてしまうこと。

古くから伝わる陰陽道が、様々な面で現代に根付き、現実に呪いは存在し、他人を簡単に呪詛してしまえるものなのだと感じました。



 



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新宿陰陽師 (メディアワークス文庫)



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