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一景のススメぃ

私こと一景が、相方、水海とカワいくもユルい品々を求める日々。ゆるいキャラだったり、グッズだったり、本だったり。時には真面目に語ったりします。

ガンダムは視聴率0%?!青森放送は番組打ち切り?!「ガンダムを創った男たち。」角川書店



あれだけ知っていたつもりのガンダム。
でも、ぜんぜん分かっていなかった!

ガンダムが視聴率実質0%だった回があるほど、低空飛行だったとは!

しかもGアーマーは出したくて出したメカではなく、おもちゃメーカーに視聴率の低さを納得させるために生み出された鬼子だったとは!

それらが描かれているのが本作、「ガンダム」を創った男たち。 上巻 (カドカワコミックス・エース)なのです。

現在まで続くガンダムイメージとはほど遠いファーストクールの惨状が本作で分かる。

マンガなので、画面としてはギャグっぽく脚色がしてあり、実際の話とは微妙(?)に違うのだと思いますが、大筋では間違いない内容のようです。

ザクのデザインを自由にやっていいという話がでてきますが、この話は当ブログで以前ご紹介した「美術手帖(特集ロボットデザイン)」で大河原邦男氏も語っていたことで、本書でも大河原氏がザクのデザインを自由に行っています。

当時、敵メカは1話でやられて次は出てこないのが普通のところ、ザクは出続けた話は、いわれてみればそうだったと、当時あまり気にしていなかったことに気がつきます。

次の敵の新しいメカはグフで、12話。それまで敵はザクしか出てこなかったというのは、確かにスゴイ。

そしてゴックやズゴックなど多彩な敵メカはテコ入れのために投入されたことが語られ、そうだったの?と驚かされる。

その他、安彦良和氏が生死の境をさまよった話や、打ち切りが決まったガンダムをファンが救った話や、もう知らない話がたくさん掲載。

上下巻で、お台場の18mガンダムの話まで描かれています。

絵は好みの分かれるところですが、表紙の絵まんまです。
ガンダムファン(だった人も)一度は読んでおきたい内容です。

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