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私こと一景が、相方、水海とカワいくもユルい品々を求める日々。ゆるいキャラだったり、グッズだったり、本だったり。時には真面目に語ったりします。
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一景は時代劇も好きですが、そんな時代劇の間違い探しを表題とした、
峰打ちをしたら刀は折れる 時代劇の間違い探し (新人物文庫) を読んでみました。
時代劇はあくまで「劇」なので当然ウソがあってもしかたがない。
でも、信じちゃうんですよね。信じちゃうというか、イメージとして思い込んでしまう。
イメージって大事ですね。
そんな、間違いを指摘しているのが本書。
目次で気になった項目を書き出してみると…
大名行列に一般民衆は土下座しなかった
江戸時代まで正座という習慣はなかった
「○○禁止令」といっても「努力目標のお願い」
長谷川平蔵は実際には「鬼」と呼ばれていない
忍者が薬種商に化けるワケ
峰打ちをしたら刀はポキっと折れる
真剣白刃取りは存在しない必殺技
日本刀はなぜ両手で握るのか?
免許皆伝は自慢するほどの権威ではない
十手は刀に対抗できるのか?
早馬と早駕籠、どちらが早い?
長州人が持ち込んだ「自分」と「僕」
正式の場では本名を呼ばせないのが鉄則
などなど。
ほかにもイロイロありますが一景的に気になったのを書き出してみました。
なるほど!そうだったのか!という内容もあればTVなどで知っていた情報もあります。
正座の話などもそんな話の一つで、明治になってからなど諸説あるらしく、この辺は研究が待たれるところです。
そう、歴史は新事実が発見されるたびに情報が更新され、正解が正解ではなくなり変化していくのです。
学校でテストでバツ!ってされていた年号や人物もなんだよ、間違いじゃねーか!ってなりますね。
分からなかったことが分かってくるのは良いことなので、責めはしませんが。
本書の事実ももしかしたら後の世では間違いになってしまう可能性が無いともいえませんが、現時点で分かっていることからの内容です。
知識欲をしっかり満たしてくれます。
峰打ちの話や、白刃取り、日本刀はなぜ両手でなど、気になる内容の中、
一景が気になったのは、タイトルにもしました、「おたんこなす」。
御短小茄子と漢字で書き、男性のアレが小茄子のように短小だという悪口だというのは、雑学としても面白いです。
女子に「オタンコナス!」などといわれるということは、その女子は「短小!」と言っているのと同じ…。
年頃の娘なら、そんなことをいえるのはナカナカのツワモノですね。
「オタンコナス!」と言われた男子がいたら、このことを教えてあげることで仕返しできます。
また逆に女子には使えない悪口なんですね~。
だから「オタンコナス!」といわれた女子は、このことを教えて、「無知!」と言い返すことが出来ます。
まぁ、最近あんまり「オタンコナス!」って聞きませんから使えるか?といいますと、どうだろう?となるでしょうが。
そんな面白いネタがいっぱいです。
おっと、「ネタ」も江戸っ子の「タネ」を上下ひっくり返すのを粋だという、江戸の粋から生まれた言葉だということも掲載されています。
あの時代劇、間違ってる!と目くじらを立てるのではなく、へ~なるほどね~と楽しむのが良いでしょう。
時代劇の見方も変わって面白いと思いますよ。