本(歴史) 2015/03/23 え?奥さんって貸すものなの?「三面記事から見る 戦前の工口事件 橋本 玉泉」 三面記事から見る 戦前の工口事件 橋本 玉泉著 当時の世相を知るには三面記事も重要な資料。 本書の帯にもすごいキャプションが踊っています。 「昔の日本人が慎ましかったなんて大ウソ!?」 ・看護婦の大半が「О春OK」の病院(伏字にしました。Оの部分) ・他人の妻を激安分割払いで買った男 など、刺激的。 目次にも ・「奥さん貸して」「いいよ」事件 ・令嬢に「秘密の診察」を施す悪徳病院長 など、どういうこと?と問いたくなる見出しが多数並んでいます。 ちょっと内容を書きますと、 「看護婦の大半が~」の場合、患者は付き添いの看護婦と交渉し、成立すれば合体し報酬を得ていたというもの。 仮病を使って入院してくる男子学生が後を絶たなかったといいます。 そんな病院ですから判明しただけで4人の看護婦が妊娠していたということです。 時代とはいえ、すごい話です。 「奥さん貸して」「いいよ」もすごい事件ですね。 記事なので詳細やその後が不明らしいのですが、本当に2つ返事で奥さんを貸してしまったらしいです。 なぜ、そんなにあっさりと貸してしまったのか?不思議ではありますが、貸した奥さんが帰ってこないということで警察に届け出たようです。 本書の帯、裏面に 「時代が変わっても人間が起こす事件は変わらない!?」 とあり、 なんだかなるほど。と納得。 実際に起きた事件ですからこそ深まるナゾもあります。 当時の世相を字間から読み解きましょう。 ↓「三面記事から見る 戦前の工口事件」をアマゾンでチェック! [0回]PR