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一景のススメぃ

私こと一景が、相方、水海とカワいくもユルい品々を求める日々。ゆるいキャラだったり、グッズだったり、本だったり。時には真面目に語ったりします。

「武士語でござる」 八幡和郎 監修




時代劇でよく聞かれる、江戸時代の言葉を用例も交えて分かりやすく解説してくれている本書。




では、目次です。

第1章「わたし」「あなた」を示す言葉で武士語入門!
武士語とは、何だろう?
江戸の下級武士は”べらんめえ調”
武士の名前は変わる
武士は自分を何といったか?
身分によって違った呼び方
「自分」を表す武士言葉 
「相手」を表す武士言葉
【図版】江戸幕府の職制

第2章シチュエーション別「武士語」の使い方…名場面編
「仇討ち」で使われる武士語
【コラム】べらんめえ言葉
「悪代官」が使う武士語
「殿中(城中)」で使われる武士語

第3章シチュエーション別「武士語」の使い方…暮らし編
「屋敷」で使われる武士語
【コラム】武士の挨拶の真・行・草
「道場」で使われる武士語
【コラム】武士はしゃべらない
「お白州」で使われる武士語
「市井」で使われる武士語
【コラム】地方に残る江戸言葉
「浪人」が使う武士語

第4章現代語を武士語に変換してみる
【図版】江戸時代の貨幣の基本換算

第5章 もっと武士語通になる言葉
遊ぶのために生まれた廓の言葉
「遊里」で使われる言葉
【コラム】「イカ」か「タコ」かも身分から

あとがき
参考文献一覧


ページ見本戦争モノで「了解した」を「ヨウソロ」と言っていますが、武士語の「よう候」のことであるとか、現代の「〇〇です」は「でげす」の略で太鼓持ちなどの芸人がへりくだった時に好んで使った言葉で品のよい言葉ではないとか、おーなるほど!と思うようなことが載っています。

その他、シチュエーション別に使われる文章を現代語に解説してくれます。
「仇討ち」で使われる武士語では、「いざ、尋常に勝負」「笑止千万」など、その場面で使われる言葉やセリフを取り上げ、たとえば、「笑止千万」では「笑止」とはおかしいこと、ばかばかしいことだが、本来は世にも稀なとか、優れたことを意味する「勝事」であったとか、へーなるほど!と思えます。

時代劇を見るとき、時代小説を読むときなど傍らに置いておくと重宝します。
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